「WA−現代日本のデザインと調和の精神」展

2009年4月9日
国際交流基金の主催で4月8日から5月31日までブダペスト・国立工芸博物館で「WA−現代日本のデザインと調和の精神」展が開かれている。文房具、家具、食器、電化製品乗り物まで大小様々な、優れたデザインの日本製品160点を展示する大規模な展覧会。懐かしいホンダのスーパーカブも展示されている。
8日、夕方開かれたオープニングセレモニーに招かれ出席した。
国際交流基金、日本大使、ハンガリー側主催者の挨拶があって、その後はドリンクパーティーの決まったパターンの決まった開会式だった。

会場の国立工芸博物館は展示品よりも建物自体が有名だ。建国一千年の記念事業の一環として19世紀末建てられたもので、設計がハンガリーを代表するれひねる・エデンによるもの。入り口を飾るタイル装飾や屋根の形、色使いが興味深い。屋根に使われている、緑とオレンジのタイルはペーチのジョルナイ窯で焼かれたセラミックで、中央市場、マーチャシュー教会の屋根にも同じものが見られる。