舘野泉 左手のコンサート

2010年7月24日

舘野泉のコンサートがショプロンで行われると聞いて、愛好家と共に聴きに出かけた。
ショプロンはブダペストから180Km、テニス仲間のAjima夫妻の車に便乗させてもらった。
コンサートに先駆けて「石庭 パンヨーロッパ」の集いが同市・友好公園で行われた。


ショプロンの人達に石庭の存在と由来を喧伝し、馴染んでもらうために開いたもの。
石庭の前の仮設会場では日本茶、せんべいの接待と折り紙の実演で日本紹介のイベントも行われた。
石庭はパンヨーロッパ・ピクニック20周年に当たる昨年8月、ロンスベルグ城再建推進委員会によって建設されたもの。
舘野泉 左手のコンサート
19:00−20:30 Hotel Pannonia
プログラム
Johann Sebastian Bach Chaconne aus der Partita d-Moll BWV 1004
Alexander Skrjabin Prelude und Nocturne OP9
Pablo Escanda Divertimento
演奏会の後は同ホテルで「舘野泉を囲む会」が行われた。購入したCDにサインをしてもらったり、記念撮影をしたりしてショプロンの夜を楽しんだ。

なお、この一連の行事は日本大使館の後援で行われ、伊藤大使ご夫妻は日帰りで出席され挨拶された。
ショプロンは少年リストがコンサート・ピアニストとしてデヴューした町。リストの友人で生徒であったハンガリーの伯爵ゲザ・ズイチは14歳で右腕を失い左手のピアニストとして世に出た最初の人。パンヨーロッパ提唱者リアルト・クーデンホーフ=カレルギーの母ミツコは、この伯爵ズイチとの素晴らしい出会いを彼女の手記に記録している。そんなつながりから病気を克服して左手のピアニストとして奇跡のカムバックをした舘野泉さんをショプロンにお招きして、昨年作庭された「パンヨーロッパ枯山水」の夕べを奏でていただくことにしました。(主催者案内状から)
舘野泉さんについての詳しい情報はホームページhttp://www.izumi-tateno.com/