東北関東大震災追悼コンサート

2011年3月27日
東北関東大震災の被災者の方々並びに関係者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
また原子力発電所の事故が一日も早く収束するよう祈っています。

ハンガリーでも大震災の義捐のイベントが次々と企画されている。ハンガリー在住の盛田常夫さんから次のメッセージを頂いた。
10月末から小林研一郎(指揮者、ハンガリー共和国文化大使)が2週間ほどハンガリーに滞在し、コンサートを行います。当地のいくつかのオーケストラと交渉中に大震災が起きました。それで私からの提案として、一つのコンサートを「東北関東大震災追悼コンサート」として、犠牲者の追悼とハンガリー−日本の連帯友好関係の再確認の場にすることを提案し、ハンガリー側にも小林側にも了解をいただきました。ちょうど、10月30日、31日、11月1日がハンガリーのお盆に当たるので、11月1日の芸術宮殿のコンサートを追悼コンサートにすることを、関係者の合意を得て正式に決まりました。このコンサートの概要は以下の通りです。
1.「東北関東大震災追悼コンサート」(芸術宮殿バルトーク国民ホール)午後7時30分より
2.指揮 小林研一郎、オーケストラ ジュール管弦楽団、合唱 国民合唱団(旧国立合唱団) ソリスト未定(ハンガリーの第一線の歌手を予定)
  演目 ヴェルディ「レクイエム」
3.演奏家は無報酬で参加。芸術宮殿は無償で会場を提供(ただし、若干の労務費の支出あり)
4.入場料収入を日本赤十字(あるいは適切な団体)に寄付
5.オルバン首相にこの行事のパトロンになってもらうように、オーケストラ側が動くと連絡を受けています。
追々、芸術宮殿側と収入の取り扱いやチケット販売の方法について詰めますが、それが決まった段階で私の方から事前に皆さんのチケット希望を聞き、一定枚数を確保します。これまで同様、このコンサートのチケットは即日完売になる可能性が高く、一般に入手することは難しいと思われます。なお、10月29日には同じプログラムをジュールで行いますので、ブダペストのチケットを入手できなかった方には、ジュール公演のチケットを手配します。この後、11月4日にイタリア文化会館でMAVオケとの演奏会、11月7日にコンチェルト・ブダペスト(旧テレコムオケ)とのコンサートを予定していますが、まだプログラムを決めていません。これも決まり次第、皆さんにお知らせします。
立山科学グループ
ハンガリー研究所
盛田 常夫

コンチェルトブダペストからも大地震追悼のコンサートの案内があった。
日頃コンチェルト・ブダペストにエキストラとして多く出演している優秀な学生たちが日本のために何かしたいとチャリティーコンサートを企画しました。
コンチェルトブダペストのコンサートではありませんが、少しでも手助けになればと思い、お知らせさせていただいています。皆様お誘い合わせの上お出かけいただければ幸いです。
チェロのナターシャは日本で生まれ、6歳まで日本で育ちました。
2011年3月31日(木) 19:00 開演
クレベルスブルクカルチャーセンター 1028 Budapest,Templom utca 2-10
バルバカーンホール
プログラム
バルトーク: 8つの民謡
ハイドン: 弦楽四重奏 Op.77-1
ハイドン: ピアノソナタ
バルトーク: 弦楽四重奏 第1番
ハイドゥー・ディアナ(声楽)
フェーレジハージ・カーロイ(ピアノ)
セルバンスキー カルテット 
シュテフコー・ミハーイ、タバーニ・アンタル (ヴァイオリン)
トート・ダーヴィド(ヴィオラ
セルヴァンスキー・ナターシャ(チェロ)

4月27日にはバルトーク芸術宮殿(ムーパ 国立コンサートホール)でハンガリーの一流音楽家が出演してチャリーティコンサートを開くようだ。