マッターホルンを見て氷河急行に乗ろうーー上

2011年8月6日ー8月13日
ロンドンからF1観戦のためハンガリーを訪れた息子は5日、車で実家のあるスイスへ旅立った。
娘と孫娘は飛行機でスイスへ旅行する。
<8月6日>
9:35ブダペスト発 11:20チュウリッヒ着スイス航空2251便
空港には前日スイスに一足早く着いていた息子が出迎え。娘+孫娘は彼の実家へ。
我々は空港駅でスイスセーバーパスを購入。
約一週間の列車の旅の始まり。
12:13 チュウリッヒ空港駅発 14:40 ローザンヌへ到着。

地下鉄に乗り換えホテルチェックイン。スイスパスはスイス国内ほとんどの町、市で公共交通機関にも無料で乗れる。乗った地下鉄はレマン湖畔と中心部、山側を結んでいる。急斜面を走るためアプト式線路。運転手はいない。
テルチェックイン後市内観光へ。先ずは地下鉄の終点ウシー駅へ。レマン湖の対岸は名水で名高いフランス領エヴィアン。毎日連絡船でローザンヌに通勤するフランス人も多いようだ。

町の中心への入り口はフロン駅。バリュ広場にサン・フランソワ教会、市庁舎がある。町のシンボルノートルド大聖堂も直ぐ近く、小高い丘に聳えたっている。  
<8月7日>
9:45ローザンヌ発 11:20フィスプ(Visp)着。列車からは暫くの間レマン湖畔の景色が楽しめた。
ポストバスに乗り換え。11:40フィスプ発 12:16サース・グルンド(Saas Grund)着。標高1550m。
Hotel Domにチェックイン。バス停から100m。
再びPost Busでサース フェー(Saas Fee)へ。約10分。
サース フェーは標高1800m。こじんまりした村でガソリン車の乗り入れは禁止されている。村内の交通は専ら電気自動車。環境にやさしい村。10年ほど前のガイドブックによるとフェー氷河の末端がが村の外れまで来ていて、稀に轟音を響かせて大崩落を起こし、観光客を喜ばすこともあったようだ。10年の間に氷河は後退したもののまだ目の前に氷河を眺めることが出来る。「氷河の村」がサースフェーの代名詞。ネズミ返しのある穀物倉庫
ポストバス停留場から、ホテル、レストラン、土産物屋の並ぶメインストリートを歩くこと10分。この日の目的地レングフルー行きのゴンドラリフト乗り場に到着。ゴンドラリフトは途中2450mのシュピールボーデンまで。ここからはロープウエイに乗り換える。ロープウエイは30分後との運行。乗り換え時間を利用して近くを歩いてみた。高山植物がひっそり咲いて、マーモットも時々姿を現す。100M以上の断崖の深い氷河の谷もある。昔はもっと厚い氷だったのだろう。地球温暖化は氷河をどんどん溶かしている様子が想像できる。一瞬未来の地球が心配になった。
シュピールボーデンからレングフルー=標高2870m=は数分。駅の裏は氷河の上。水溜りやクレバス、グレイシャーブルーを楽しんだ。