Slovakia 2泊3日ドライブ旅行

2012年10月1日-3日
センドロ小学校の音楽会の後、スロヴァキアのドライブ旅行に出かけた。近くて遠い国スロヴァキア。
多くの日本人の目はオーストリア、スイスなどの西ヨーロッパに向けられ、スロバキアルーマニアなど東ヨーロッパを訪れる人は少ない。
1日=315Km Csömor-ミシュコルツーSzendrőー(国境)ーコシツェ(スロバキア)Jabodba
2日=148Km Jabodbaーコシツェ旧市街ースピシュ城ータトランスカ・ロムニツァ(ヴィソケー・タトリ)
3日=365Km タトランスカ・ロムニツァースタリー・スモコヴェツーレヴォチャーポプラドーズヴォレンーシャヒー(国境)ーホント(ハンガリー)ーCsömor
▽第一日
 センドロから国境まで1時間足らず。スロヴァキアに入国すると道路の舗装状態は急によくなり、走り易い。コシチェまで1時間足らず。市内を抜けホテルのあるJabodaまで森の中を30分。Hotel Jabodaはスキー場に面したコテージ風のホテル。広い部屋で値段も安い。(4人宿泊のアパート、朝食付が82ユーロ)


▽第二日
 ホテルからコシチェ旧市街へ。コシチェはスロヴァキア第二の都市。鉄鋼業、機械工業、食品工業などの産業都市。人口23万人。旧市街の中心をフラブナー通りが貫いており、国立劇場。聖アルジュベティ教会、聖ミハエル礼拝堂、多くのショップやレストランが軒を連ねている。





 コシチェ市内見学の後は国道547号線を世界遺産スピシュ城へ。途中いくつものロマの村の傍を通過。明らかに貧困を感じさせる集落にいくつか出合った。
スピシュ城は中央ヨーロッパ最大級の城でもともとモンゴル人の襲来に備えて13世紀に建設が始められ、その後増改築が行われたものの1780年火災を起こし廃墟となってしまった。



この夜の宿泊はタトラ山地・ヴィソケー・タトリ(高いタトラ)の東端タトランスカ・ロムニツァ。ホテルは予約なし。現地で数件見て周り、Pension Paulaに決定。タトラ山ヴィユーの家族経営のこじんまりしたペンション。スロヴァキアのモミジは赤い葉が混じって非常にきれい。日本のモミジを思い出させる。夕食前にホテル周辺を散策。夕食は近くのレストラン。生のトランペット演奏付。






▽第三日
タトラ山地はスロヴァキアの誇り。国歌の冒頭にも歌われて、スロヴァキアを象徴する存在。東西55Km,南北20Km。ポーランドとの国境(有名なリゾート地はザコパネ)にある。ヴィソケー・タトリ(高いタトラ)の夏は本格的な登山から気楽な家族ハイキングまで楽しめるリゾート地として、冬はスキーが楽しめるリゾート地。山岳鉄道がスターリー・スモコヴェツ、シュトルブスケー・プレソ、タトランスカロムニツァを結んでいる。夫々の基地の町からは多くのケーブルカー、リフト、ロープウエイが2500m級の山々へと結んでいる。朝から雨と霧。お目当てのタトラ山地は霧の中。


予定を変更してレボチャの町へ。約20Kmのドライブ。標高が下がれば下界は青い空。タトラ山地は雲の中。
レボチャは人口13,000人の小さな町。モンゴル軍の侵入に備えて建設された城壁に囲まれた町。
旧市街の中心はマイストラ・パヴラ広場。広場全体が公園。広場に面して教会、市役所、博物館、多くのホテル、レストランがある。市役所近くにユニークな金属製の檻がある。恥の檻と呼ばれ罪を犯した人を閉じ込めさらし者にした場所。





ヤコブ教会はスロヴァキアでも最大級の教会。時間を決めてガイド月付ツアーで内部を見学できる。内部は美しく装飾された祭壇がいくつもある。中でも16世紀の名工パヴラが装飾を施した高さ18.62m、世界最大のゴシック様式祭壇は素晴らしいもの。聖母マリアとキリストの像、最後の晩餐の彫刻が素晴らしい。聖母マリアの表情はドイツ・ニュルンベルグの聖ローレンツ教会の微笑むマリア像の表情とそっくり。
 


昼食を取ってハンガリーまでひたすらドライブ。300Km約6時間。