ペルガモン博物館

2014年6月27日
ヘレニズム期の「ゼウスの大祭壇」、エーゲ海の古代都市ミレトゥスにあった「ミレトゥスの市場門」、バビロニアの「イシュタール門」などが代表的収蔵品である。
「ゼウスの大祭壇」は現在のトルコのベルガマ(当時はペルガモン)で建造された大祭壇。全長100メートル以上に及ぶ浮き彫りはギリシャ神話の神々と巨人族との戦いを表したもので、ヘレニズム期の彫刻の代表的なものである。1864年、カール・フーマンらが発見し、ドイツに持ち帰ったものである。




「ミレトスの市場門」は1903年〜1905年にかけてドイツ発掘隊によって発掘されベルリンに持ち出された。皇帝ハドリアヌスの時代、紀元120年頃の構造物で古代ロ−マの南市場の入り口にあったもの。高さ28.92m の大理石で造られている。


「イシュタール門」(紀元前560年頃)はバビロニアの古都バビロンの中央北入口の門を飾っていた装飾。青い地の彩釉煉瓦でおおわれた壁面には牡牛、ライオン、シリシュ(創造上の動物)が表されている。