東京 名古屋の旅⑤ 豊田市足助の「中馬のおひなさん」

2015年3月7日
大学で同じ研究室で一緒に学び(?)遊んだM君夫妻と友人に「中馬のおひなさん」を案内してもらった。M君とは3年ぶりの再会。名鉄電車知立から豊田市駅へ。M君の友人の運転する車で足助町へ。足助町は桜と紅葉の香嵐渓が有名。筆者も香嵐渓しか知識の持ち合わせはなし。
「中馬のおひなさん」は今年17回目を数える。開催期間は2月7日〜3月8日の開催。
中馬=ちゅうま=は江戸時代信州の馬稼ぎ人が作った同業組合。三河湾と信州を結ぶ飯田街道は別名「中馬街道」と呼ばれ、街道の中継地点だった足助は三河湾の塩、海産物、信州からの米やたばこのなどの産物が集まる交易の町として栄えた。

中馬街道の町並み
珍しいお稲荷さん・お釜稲荷の奉納の釜
商店で見かけたお祭りの飾りおひなさんは展示拠点となる公民館、資料館などの他約130か所の商店、食堂、喫茶店、旅館、民家に展示されている。豊田市無形文化財 鈴木武夫作の竹製のおひなさんも展示されていた。




豊田に帰る途中、トヨタ鞍ヶ池記念館を案内してもらった。「トヨタ創業展示室」は紡織機から自動車へと発展していったトヨタのルーツの展示であり、豊田喜一郎とその仲間たちの活動ぶりが多くの写真パネルや実物で紹介されている。



鞍ヶ池アートサロンはトヨタ自動車所蔵の絵画を中心の企画展の展示。この日は「日本を楽しむ」展が開かれており著名作家の作品が展示されていた。クロード・モネ、金山平三、鬼頭鍋三郎、小絲源太郎、中川一政藤田嗣治など。

牛島憲之「白い昼」

アンリ・ル・シダネル「雪景色」