久しぶりの東京

2016年4月14日 15日
現役時代、勤務していたセクションのOB会出席のため久しぶりに東京に出かけた。OB会は銀座5丁目の和食レストランに約15人が出席した。15年ぶりの顔合わせだが多くの先輩の現状(多くは病気)を聞くことができた。亡くなった先輩の消息の他、認知症の先輩、糖尿病で右足切断の先輩、脳こうそくの後遺症で寝たきりの先輩ーーー。改めて健康で生活していることに感謝、感謝。
OB会出席のついでに美術館を訪ねた。
<第77回美術文化展=東京都美術館
親友の見崎泰中さんが属している公募展。作品は「目と芽」「芽は目」「めはめ」の3部作。絵画の斉木章代さんの作品「長生の森 長い時、短い時」も鑑賞目的の作品。五島、石川、小関、加藤さんなど顔見知りの作家の作品は懐かしかった。

斉木章代「長生の森 長い時、短い時」

見崎泰中「目は芽」
<特別展・茶の湯東京国立博物館
国宝、重要文化財、重要美術品を含む200余点の展示。国宝・曜変天目=稲葉天目(東京静嘉堂文庫美術館蔵) 国宝・油滴天目(大阪市立東洋陶磁美術館蔵)は大人気。重要文化財・伊賀耳付水差=銘破袋(五島美術館蔵)は嘗て担当した「五島美術館展」の目玉作品の一つ。約半世紀ぶりの再会。

東京国立博物館・平成館<松方コレクション=国立西洋美術館
名古屋の愛知県美術館で松方コレクション展が開かれたのは昭和38,39年頃。西洋美術に接する機会がなかった市民が殺到。10万人以上の観客動員で大成功を収めたことが思い出される。ルノアール、モネ、モローの作品などは思いで深いものがあった。セガンチーニ、ロセッティの作品も興味深く鑑賞した。

セガンティーニ「羊の剪毛」

ロセッティ「愛の杯」

モロー「ピエタ

ヤン・ステーン「村の結婚」