木喰さんin柏崎市

2017年9月5日
青春18きっぷの旅の途中、柏崎に途中下車した。たまたま「駅チカ 木喰仏めぐりスタンプーラリー」(2017年9月1日〜10月31日)を実施していた。
作者の木喰上人は江戸時代末期、全国を廻国巡業しながら千体以上の仏像を彫り上げた。生涯2度訪れた新潟県には木喰仏の役4割を占める260余体が残されている。30体をを超える群像や上人晩年の作品=微笑仏=が長岡市小千谷市柏崎市佐渡島で見ることが出来る。
スタンプラリーは柏崎駅観光案内所をスタート(ゴール)。枇杷島十王堂〜柏崎市立博物館〜木村茶道美術館の4Km。
枇杷島十王堂>
大正年間、木喰再発見の民俗学者柳宗悦はこの地を訪れ十王堂の木喰仏に出会ったことを心底喜び、世話人に充てて手紙を残し「特に威力の表現に於いて上人の作中傑出せるものと書いている」
上人はこの堂に12体の作品を彫り、現在は閻魔大王とその脇を固める十王尊6体、賓頭盧尊者計8体が展示されている。(残り4体は柏崎博物館に寄託展示)




柏崎市立博物館>
十王堂から寄託された「葬頭河婆半跏像」「十王尊座像」4体のほか潮風園寄託の「興教大師座像」「弘法大師座像」「大日如来像」 竜松庵寄託の「弘法大師座像」「興教大師座像」計9体が展示されている。




<木村茶道博物館>
松雲山荘(日本庭園)にある博物館。天満宮像、秋葉権現像の2体の木喰像がある。柏崎市熊谷の今井家に旧蔵されていた。