サクランボ=メッジ=のジャムつくり

2009年7月7日

6月下旬から7月上旬は一年の中で最も忙しい日が続く。朝の6時から夜の8時ー9時まで働き詰めの日もある。
H夫妻 Y夫妻が日本に帰国して時間的な余裕が出来たのでジャムつくりにとりかかった。
完熟したサクランボ=メッジ、サワーチェリー=は待ったが効かない。急いで木からサクランボを摘まないと落果してしまうからだ。
ジャムつくりで最初の作業はサクランボ摘み。はしごでは届かない実は木によじ登って摘まなければならないので危険と隣り合わせの作業だ。

次の作業は採ったサクランボの種取り。スイス製の種取器で一粒ずつ根気のいる作業。
ここまでの作業はHiroの分担。

これ以後はYoshiの分担。
取り残しの種のチェックも兼ねて、メッジを半分くらい押しつぶし、余分な果汁を搾り取る。
メッジの重さの3分の1の砂糖を加え、煮詰めていく。大体3Kgのメッジに900グラムから1Kgの砂糖を使う。このとき大切なのはあくとり。沸騰したメッジからあくを取る作業は熱くて大変なもの。
煮詰めたメッジは熱いうちにビンに詰め、ふたをして逆さにする。毛布で保温しながら冷めるのを待つ。こうすることによって余分な空気はビンに残らない。
最後の作業はラベル張り。ラベルはYoshiの手書きで作ったもの。
最初から最後まで手作りのジャムにこだわる所以である。

3kgのメッジに900グラムから1Kgの砂糖を加えて300ccのビンのジャムが12-14個出来る。
今シーズンの収穫は72Kg、300CCの小瓶が150個、倍の大きさのビンが50個出来た。