鈴木夫妻 ハンガリー一週間の滞在記録 No1

2009年7月31日
ご夫妻はブダペスト空港18:20着のAY755便で到着。
千葉県の自宅を6:30に出発されたので約19時間の長い旅だった。
鈴木さんは長女の中学校時代の社会科の先生。その後Yoshikoが流山市教育委員会でカウンセラーをしていた時、教育委員会におられて何かとお世話になった。
三年前からハンガリー旅行の話があったが、その度に奥さまの体調不良で中止になり、今回三回目にしてようやく実現した旅行だった。
 
ご夫妻には日本の食材を持参して頂くようお願いしたが、重いものを遠路はるばるお持ち頂き感謝感謝です。
生の茗荷はソーメンや冷奴の付け合せに、長いも(とろろ芋)は擂って暖かいご飯にかけてもよし、日本そばにのせてザルトロで楽しんでもよし。N市名物の漬物やおせんべいはYoshikoの大好物。いずれにしろ暫く日本の味を楽しめるわけだ。
2009年8月1日 2日
世界でもっとも美しい花婿衣装をもっているといわれているMezőkövesd=メジェケヴェシュドで夏祭りが開かれるので1泊2日でご夫妻を案内した。
高速3号線を利用して約120Kmの距離。1時間強のドライブ。
お祭りのメイン会場は村の中心、公民館か何かの建物。2-300人が入れば満杯の小さな建物だ。
お祭りは7月31日から8月2日まで。
ハンガリー国内はもとよりベラルーシュ、スロバキアなどの民族ダンスのパーホーマンスがメインのお祭り。日本、ギリシャ、インドなどの文化紹介のブースも設けられていた。日本ブースにはなでしこ会T-cat派遣ボランティアの皆さんが待機、ブースを訪れたハンガリー人に折り紙、習字、浴衣の着付けなどを紹介していた。

この日見学した民族ダンスはベラルーシュのダンス、ハンガリー/スロバキア国境に近いオーズド村=Ozd村のダンス、スロバキアから来たチーム、刺繍で有名なカロチャKalocsaからのダンス。ダンスはもちろん色鮮やかなコスチュームが眼を楽しませてくれた。



パーフォーマンスの合間を見て、近くの温泉街Zsori furdoのロージャ・エッテレム=レストラン「バラ」で昼食を取った。このレストランは数多くの民芸品で内装され、いかにもハンガリーの田舎の雰囲気だ。スープに肉盛り合わせ二人前で四人で十分な量。
夜のパーフォーマンスが始まるまでの時間を利用してエゲルの「美女の谷」をご案内した。
美女の谷は谷間に開けたワインセラーの集落。広場を囲むように48のセラーが並んでいる。ほとんどのセラーが椅子とテーブルを並べて試飲させてくれる。小さな居酒屋が集まっていると思えばいい。1リッター400−500フォリントで量り売りもしてくれる。
お気に入りの4番セラーにご案内した。このセラーのカベルネ・ソービニオンは他のワインに比べて少々高いけど味は抜群。またこのセラーのアイスワインは格安、日本円で1本1500円程度。。日本でアイスワインを買えばカナダ産、ドイツ産のものでは1万円はするだろう。
宿泊は温泉街Zsori furdoの一角にあるBoglarka Panzio。小ぎれいで清潔なペンションだった。

明けて8月2日、エゲルの町を案内した。
エゲルは日本で言えば京都。文化財の多いことと、修学旅行客がハンガリー随一だからだ。またこの町はハンガリー人が最も好きな町のベストワンかツー。ハンガリーの歴史は戦争ではいつも敗北側。勝ったためしがない。唯一の例外がエゲルである。16世紀半ばオスマントルコがエゲル城を攻めた時、城主を先頭に兵士、市民が一丸となってトルコ軍を打ち破った史実がある。


大聖堂からドボー イシュトバーン広場、エゲル城を散策して世界遺産のホーロクーへ向かった。
エゲルからー国道24号、国道23号 国道21号経由で着いたのはキシュバルカーニー Kisbarkanyという小さな村で行き止まり。ホロックーHollokoは丘陵の向こう側、車が通れそうもない山道鹿ない。どうやらカーナビゲーションが最短距離をナビゲートしたものの、車が通れないルートを選択したようだ。