最後の収穫はリンゴ

2009年11月6日
11月の声と共にハンガリーは一気に冬支度。連日10度前後で、外に出るのが億劫だ。木々の葉は花便りの「落花盛ん」の表現を借りるなら「落葉極めて盛ん」。自宅の果樹の木も大量の葉っぱを撒き散らし始めた。これからしばらくは落ち葉集めが一仕事。
最後に残った果物はリンゴ。先月中旬、多くのちびっ子や父兄にリンゴ狩りを楽しんでもらった。それでもかなりのリンゴが取り残されていた。残ったリンゴを全て採り終えるのも一仕事。真っ赤にいろずんだものは保存して一冬の貴重な果物。痛んだり、小さかったり、色づきの悪い見栄えのしないものはジャムやジュース用。
ジュースにするにはリンゴは硬すぎて絞るのが大変。家庭で簡単にジュースを作る方法は冷凍し、それを解凍してから絞り器にかけること。
冷凍/解凍のプロセスでリンゴの繊維が破壊され軟らかくなり絞りやすくなる。やや時間が掛かるが、忍耐、忍耐。フレッシュでやや青臭い匂いは市販のものでは味わえないもの。
収穫前の鈴なり状態
最終的に採ったリンゴ
果汁絞り器。中には冷凍/解凍のリンゴ