The Courtauld Galleryから再びNational Galleryへ

2010年1月9日
世界で最も素晴らしい小さな美術館の一つ、コートルド美術館はロンドンの中心、テームズ河畔の一角サンセット ハウスの一角にある。夏場は噴水のある広々した中庭は現在アイススケート場に開放されており、沢山のちびっ子で賑っている。

展示室は12室、室内は中世を思わせる装飾で展示作品が際立っている。鑑賞に訪れる人もそれ程多くなく名画をゆったりと鑑賞できる。この美術館はフラッシュをたかなければ写真撮影OKだ。日本の博物館、美術館では皆無では?
中世の宗教画や15世紀の象牙作品に始まって近代絵画までの展示だが、目を引くのは印象派の作品。
ゴッホの「耳を切った自画像」は美術の教科書に出てくる有名な自画像。ドガパステル画「二人の踊り子」も教科書で対面?



マネ「フォリーニ ベジェールの酒場」は入場券にデザインされている同館の代表作。同じくマネの画家と裸婦はオルセー美術館所蔵の「草上の昼食」と同じ絵柄。現実の裸体の女性を描いて物議を醸した曰くつきの作品と同じような作品。ルーベンスの「ピーター・ブリューゲル一家」も興味深い。描かれている女性の表情が好きだ。
ルノワールセザンヌ、アンリ・ルッソー等有名絵画も展示されている。





昼食を中華街で済ませて再びナショナルギャラリーへ。何度訪れても決して飽きない。
最初に目指したのはフェルメール。「ヴァージルの横に立つ若い女」と「ヴァージルの横に座る若い女」の2点がある。但しこの2点は別々の部屋に展示されている。
「ヴァージルの横に座る若い女」はフェルメール最後の作品でWikipediaによると筆力が落ちている作品のようだ。
筆者にはそれが分からないが、そのため別々に展示しているのだろうか?