大英博物館ー2

2010年1月14日
とも角大きな博物館だ。観るもの、見所が多すぎて1日では見切れるものでない。
1,2で書いてることは博物館の100分の1程度の内容と思って頂きたい。

ネレイデスモニュメント イオニアギリシャ神殿 前4世紀 トルコ出土。
大英博物館の陳列品の中でも大きなもの。格好の記念写真のバックだ。
ギリシャ彫刻も素晴らしい。特にヴィーナス像はルーブルの「ミロのヴィーナス」を思わせる。

ヴィーナス像

詩人像頭部=ソフォクレスとされる。

チャツワースのアポロン像 キプロス出土 前5世紀
ロンドンから約100Kmのサットン フーの舟塚からの出土品はイギリスの歴史の一端を感じさせるものだ。この舟塚が王家の人物が埋葬されていたことを物語る。 

サットン フー出土の楯(レプリカ)

サットン フー出土の儀礼用兜(オリジナル)
ベニンは西アフリカ、現在のナイジェリアにあった強国。その真鍮工芸は世界的に有名で15-16世紀が最盛期。1897年イギリスとベニング軍に起きた紛争でベニングの首都は攻略され、その時多くの真鍮工芸が海外に持ち去られてしまった。大英博物館の所蔵品はその一部である。

王像の飾り板

貴人頭部
中国室にあった唐三彩。素晴らしい。来歴は?マーク。


イラク戦争によってイラク国内の貴重な文化財は大きなダメージを受けた。博物館の一角にそれを訴えるパネルが展示してあった。

貴重な遺跡=バビロニア遺跡=に作られたアメリカ軍基地。戦車も見られる

多くの財宝がイラク博物館から持ち去られた。「黒人を襲うライオン」のレリーフはいまだ未発見

金色に輝く屋根のモスクは空爆によって

哀れ、瓦礫の山に変身。