雨と行列のウインブルドンテニス

2011年6月21-25日
テニスファンなら一度は観戦したいウインブルドンテニス。会場に3回足を運んだ。
かつてJICAの専門員として、ハンガリー・ドナウイヴァロシュに住んでいて、テニス仲間、旅行友達でもある水田夫妻との観戦だった。
ご夫妻はイギリス北部エジンバラ湖水地方を旅して、6月22日列車でロンドン入り。25日ユーロスターでブラッセルに旅立たれた。<6月21日>
水田夫妻が到着する前に、Yoshikoと長女、上の孫とウインブルドンテニスの下見に出かけた。
長女の家から会場へはバスで30分。一つ手前の停留場で下車。会場に向かって歩くコ尾こと3分。ボランティアのおじさんが行列の最後尾へと案内してくれた。午後の5時から入場できるチケットを買うための行列である。このチケットではセンター、第一、第二、第三コートには入場不可。マイナーの試合が行われる第4から第19コート(第13は欠番)での試合が観戦できるチケットである。
広場にはすでに長い列が出来ており、その最後尾についた。ボランティアの係員が日付と整理番号入りのQUEUE CARD を配ってくれた。このカードなしではチケットが買えない。


午後4時に並びだした行列はようやく6時にチケット売り場に到達。入場料は14ポンド。上の2枚のステッカーは行列に加わったという証明。
当日券を求める行列の他に翌日の入場券を求める行列がすでに出来ていた。
テントの中で徹夜で並ぶ人たちの行列である。]
行列する人たちのためには「A GUIDE TO QUEUEING」という小冊子が配られていた。アルコール類の持込、列の作り方、消灯時間など細かく書かれている。
場内に入ると最初に目に付くのは大きなスコアボード。
各コートでの試合結果や予定が表示されている。
No14コートでレイトン・ヒューイット(オーストラリア)と錦織圭の試合が行われていた。客席には入れなかったが入り口からバックライン付近でプレーする両選手が時々見ることが出来た。試合は錦織が3セット目をタイブレークの末取って、ゲームカウント1-2と大いに盛り上がったが、次のゲームを3-6で取られゲームセット。やはり嘗てのチャンピオンの壁は厚かった。
同コートで行われた次の試合は何とかスタンドで観戦できた。女子シングル第18シードのアナ・イワノビッチセルビア)xメラニオーディン(米国)の試合は6-0,6-1でイワノビッチワンサイドゲーム。180Cmのイワノビッチだけが目だった試合だった。

<6月23日>
水田夫妻とKewガーデンを見学の後ウインブルドンへ。午前中の天気とうって変わって、午後からは雨模様の天気。気温も低く、まるで晩秋。セーターに雨具を着て時々小雨のぱらつく中行列に加わる。この日は運が良いことに1時間30分の待ち時間(行列)で場内へ。
日本選手の試合が第11コートで行われることを掲示板で確認。コートではKas/Peya xAndujar/Gimenoの男子ダブルスが行われていた。6-2、6-3でKas/Peya の勝利。
青山Shuko/藤原Rika xErrani/Vinci(Italy)は6-3、6-2で日没サスペンド

<6月24日>
水田夫妻とウインザー城観光の後、ウインブルドンへ。午後4時頃から行列に。この日も曇り時々雨。勿論寒くてセーター、ウインドブレカー着用。23日の行列よりはるかに長い。並ぶこと3時間以上。伊達公子が台湾の選手と組んでイタリアのスキアボーネのペアとダブルスを戦うとの情報。14コートに席を確保。他にも日本人応援者が多数。
対戦相手のスキアボーネ選手はシングルの試合中との情報。それがすまないとダブルスは始まらない。そのうちに雨がひどくなってセンターコート以外の試合は中止となってしまった。雨の中3時間行列して、15ポンドの入場券を買って(払い戻しなし)、入場したとたん中止。これがウインブルドンテニスだとロンドン子が教えてくれた。