舘野 泉 ピアノコンサート

2011年7月15日
17時30分から日本大使館公邸でクーデンホーフ光子没後70周年記念行事として「シュミット村木眞寿美講演会」と「舘野泉ピアノコンサート」が行われた。
講演会のタイトルは「日本と欧州をつなげる母と子;ミツコとリヒアルト・クーデンホーフ=カレルギー」 青山光子は19世紀末、オーストリア=ハンガリー帝国の駐日代理大使として東京に赴任してきたハインリッヒ・クーデンホーフ=カレルギー伯爵と結婚してヨーロッパに渡った女性。東京で生まれた次男のリヒアルトは、後に、現在のEUの先駆けとなるなる汎ヨーロッパ主義を提唱し、「EUの父」と言われている。この二人が日本とヨーロッパの関係に残した足跡などをミツコについて執筆活動を続けている作家のシュミット村木眞寿美さんが長年の取材活動からの資料を基に話してくれた。
19時から行われた「舘野泉左手のピアノ演奏会」には約80人の席は満席。バッハ、スキリャービン、ドホナニーなどの名曲が演奏された。とても左手だけとは思えない演奏だった。素晴らしいの一言。大使公邸という最高の会場で日本を代表するピアニストの演奏が聴けるとは何と贅沢なことだろう。
ハンガリー大使館のHPでも詳しく紹介されている。
http://www.hu.emb-japan.go.jp/jpn/annai/diary1107.htm#2
演奏会の後は大使館提供のスナックとドリンクのパーティー。演奏会の余韻に浸ったひと時だった。
演奏会場
公邸の庭園
会場にあった人形

演奏会の前日(14日)リハーサル終了後に舘野ご夫妻、村木眞須美さんがCsömörの自宅を訪ねてくださった。演奏会の翌日の市内見学のお手伝いをお願いした三堀さんも加わって、庭の果物の木を眺めながら歓談させて頂いた。
演奏会の翌日(16日)には大使公邸で伊藤大使ご夫妻主催の夕食会にお招きを受けた。舘野ご夫妻、村木女史を囲んでの楽しい夕食会だった。