きよしこの夜--Stille Nacht
2012年10月18日
きよしこの夜にまつわる逸話が残されている。
1818年のクリスマス・イヴの前日、オーベルンドルフ村の教会のオルガンが音がでなくなり、クリスマスに歌う賛美歌の伴奏ができなくなり、急遽ヨゼフは“Stille Nacht”の詞を書き上げ、グルーバーに、この詞にギターで伴奏できる讃美歌を作曲してくれるように依頼。グルーバーは一晩中懸命に考え続け、この曲ができた。曲ができあがったのは教会でミサが始まるわずか数時間前のことであった。。
その後この曲はチロルからオルガン修理に来た技師に再発見され、チロルからドイツ、オーストリア、更に世界中に広がリ、今では200以上の言葉に翻訳されて歌われている。
オーベンドルフはザルツブルグから北方15Kmの小さな村。ザルツァッハ川の向こうはドイツ・ラウフェン。元々あった村の教会は川の氾濫で流されてしまい、今ではきよしこの夜礼拝堂がが建てられている。クリスマスシーズンともなるとヨーロッパ各地からツアー客がこの小さな村に訪れる。