ベルゲン急行

2013年5月26日
ベルゲン鉄道はオスロとノルウエー第2の都市ベルゲンを結ぶ鉄道。全長489Km。世界で最も人気のある路線の一つ。
オスロ駅発8:05の列車に乗車。運賃は408クローネ。シニア249クローネ。ノルウエーでは全ての交通機関にシニア料金が設定されている。福祉が行き届いている。

オスロを出発するとしばらくの間は深い森や湖を眺めてながら進行。



9:15ホーネフォス停車。これ以降が本来のベルゲン線。アル(Al)停車。このあたりに来ると木々は姿を消し岩、灌木、湖の荒涼とした高地が姿を現す。高度は1000mほどだが、ノルウェー自体の緯度が高いため森林限界を超えてしまうのだ。列車は高度を加えながら山のあちこちに残雪が見え出す。


フィンセ(Finse)到着。沿線の最高の駅。標高1222m。オスロから302Km,ベルゲンまで169Km。辺り一面雪と氷の世界。夏とは思えない別世界の風景が広がる。




フィンセから全長10.6Kmのトンネルを抜けると、後は下り。窓一杯に広がる雄大なU字谷が暫く続く。

約30分でミュールダールに到着。アウラフィヨルド最奥の町フロムへ通じるフロム鉄道の乗り換え駅。

列車はヴォスからは氷河が作り出した渓谷沿いに一路ベルゲンへ。14:52ベルゲン着。6時間47分の長い列車の旅だった。