ウォレス・コレクション

2013年12月9日
ウォレス・コレクション(The Wallace Collection)は、ロンドンの中心地、オックスフォード・サーカスから10分程度の距離。貴族の屋敷がそのまま美術館になっている。来場者もそれほど多くなくゆっくり鑑賞できる。ニ段掛け、三段掛けの展示も多くいただけない。15世紀から19世紀にかけての世界的に有名な美術作品、装飾美術作品の数々、および、18世紀フランスの広範囲にわたる絵画作品、家具、武具、甲冑、磁器、そしてオールド・マスターの絵画作品を25室のギャラリーに展示している。


ティツィアーノレンブラントルーベンス、ヴァン・ダイク、ブーシェ、デ・ホーホ、フランス・ハルス、ムリーリョ、ベラスケス、ゲインスボロ、フラゴナール、ブケプランなど有名作家がずらり。







カナレット、グァルディのヴェネチア画家の部屋も充実している。カメラ・オブオブスクーラを使って描いたリアルな風景画のコレクションはナショナル・ギャラリー・ロンドン、ウインザー城コレクションのコレクションのそれに匹敵するのではなかろうか。彼らの故郷のヴェネツィアにはどんな作品が残されているのであろうか。



オラース・ヴェル(Horace Vernet 1789年6月30日 - 1863年1月17日)は今回初めて意識した画家。フランスの画家で戦争画肖像画、動物画、アラブの情景を描いた作品で知られている。ウイキペディアによるとナショナル・ギャラリー・ロンドンに傑作が陳列されているようだが、気がつかなかった。