老眼鏡よさらば

2014年11月14日
9月23日から始まった老眼と白内障の手術とアフターケアがようやく終了した。
9月に慶子の友人(70歳台)が老眼鏡なしで本を読んでいたことから今回の手術は始まった。
眼に特種なレンズを入れる手術を受けたという。老眼鏡、近眼、乱視、白内障の治療にも役立ち、一生眼鏡なしで生活できるーー等々。
レンズ代が片目20万フォリント(日本円約9万円)。手術代は保険でカバーされる。日本では順天堂大学で実施しているが保険が適用できないので80万円程度掛かるとのこと。
執刀医オリ・ツォルト医師を紹介してもらい手術を受けることになった。
医師と病院での精密検査が済んで最初の手術は9月24日=筆者は右目、妻の慶子は左目=であった。手術日の前日、9月23日は病院近くのペンションに宿泊。24日午前10時からエステルゴム市のVaszary Kolos Korhazで手術。待合室で7-8回に渡って、麻酔と瞳孔拡大の薬を点眼。1時間後、手術衣に着替え手術室へ。手術を待つ患者が数人待機。ここでも数回にわたって目薬の点眼。
順番が来て手術台へ。顔にカバーを掛けられ、右目だけ露出された。強い光で何も見えない。メスが入ったと感じたものの痛みも何もない。手術の途中眼球に多少の圧迫感を感じただけである。出血もない。手術時間は7分。手術後は右目は光ってほとんど何も見えない。瞳孔が開きっぱなしになっているかである。
代わって慶子の手術。モニターで手術の様子を見せてもらった。先ず眼球にメスを入れ、眼球から少量の組織を取り出し、凹みを作る。そこへレンズを入れ、傷口を平らに均して終了。やはり手術時間は7分。
術後の注意は(手術の日だけ)ー顔を洗わないこと、目薬をささないこと、眼を押さえないこと。サングラスを掛けること。
手術後は路線バスで帰宅。
それから3週間手術した眼は老眼鏡を必要としなくなり、残った眼は老眼のまま。
10月20日に残る目の手術。前回同様予備検査を済ませ、手術前日は病院に入院。手術後は2階の検査を受け11月13日最後のチェックを受け手術は終了した。
遠近とも問題なく見え、もはや「老眼鏡よさらば」が実現した。