山陰旅行-4

2018年3月28日
<四日目>
松江の宿はE・Wさんのご自宅に宿泊させて頂いた。松江城の堀に面した静かな住宅地。
E・Wさんは島根大学名誉教授。島根県体操協会専務理事を務められたことがある。彼とは2005年9月、プラハで知り合いになった。当時筆者はブダペスト郊外Csomorに在住。日本体操協会の役員だった友人夫妻がハンガリー観光に訪れ、観光の一環でプラハに足を伸ばした。その時、彼らの友人であるE・Wさんとプラハで落ち合う計画を立てていたのだ。カレル橋近くのレストランで完敗したのが最初の出会い。その後E・Wさんは2度ほどハンガリーの我が自宅を訪れてくださった。

▽午前中 E・Wさんの車で安来市足立美術館見学。この美術館は島根県出身の実業家足立全康氏によって1970年創設された。「名園と横山大観コレクション」すなわち日本庭園と日本画の調和が基本コンセプト。アメリカの日本庭園専門誌によって日本庭園は15年連続で日本一に選ばれている。足立コレクションの柱である大観の作品130点にのぼり質量ともに日本一。大観の作品の他には竹内栖鳳橋本関雪川合玉堂上村松園などの近代日本画壇の作品のほか北大路廬山人、河井寛次郎の陶芸作品なども収蔵している。





▽午後 松江市内観光(徒歩)
 松江城
1611年築城。別名千鳥城。天守は国宝。城址は国指定史跡。また日本さくら100選にも選ばれている。





 小泉八雲旧宅・小泉八雲記念館
八雲と妻セツが旧士族根岸家の武家屋敷を借りて1891年に半年間住んだ邸宅。八雲が居間として使用していた部屋は三方に日本庭園が望める。記念館には八雲の遺品、著書、関係図書・資料、セツの遺品などが1000点以上収蔵されている。


 城山稲荷神社
八雲が通勤途上立ち寄った神社。当時は2000体を超える石狐が祀られていた。入口近くにある耳の掛けた石狐に八雲は興味をひかれた。