ハンガリーテレコム交響楽演奏会 ベートーヴェン/バルトーク定期第3回
2009年11月18日 19:30
芸術宮殿バルトーク国民コンサートホール
ベートヴェン・バルトークシリーズ第3回 定期演奏会
ベートーヴェン: エグモント序曲
バルトーク: ピアノ協奏曲 第1番
ベートーヴェン: 弦楽合奏のためのカヴァティナ(ベートーヴェン:弦楽四重奏 Op.130より)
ベートーヴェン: 交響曲 第1番
指揮 ケッレル・アンドラーシュ
ピアノ独奏 ラーンキ・デジュー
バルトーク演奏にも定評のあるラーンキ・デジューさんのピアノ協奏曲は、バルトークはちょっと難しそうで・・という人にも薦めたい曲。
バルトークの音楽は、実はハンガリーなどの民謡の旋律や踊りのリズムが沢山使われていて、ふと気がつくととても親しみやすかったりします。
そんな素朴なメロディーから、宇宙を感じさせるようなフルオーケストラの響きなど、聴きごたえのある作品です。
弦楽合奏のためのカヴァティナは、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲 Op.130の第5楽章を弦楽合奏版に編曲されたものです。ゆっくりのテンポで抒情的な旋律が朗々とうたわれる、とても美しい曲です。
ベートーヴェンの交響曲1番は、「運命」「英雄」「田園」「第9」などに比べると演奏されることが少ない曲ですが、モーツアルトやハイドンの交響曲のような聴きやすい楽しい交響曲です。
コンサートの後半では、ベートーヴェンの初期の作品と後期のの作品の違いをお楽しみいただけると思います。(同交響楽団 角谷聡子)